マスターソード風ソード 作製記 その3~材料&道具調達編~
材料と道具の縛り
マスターソード風ソードは次のような条件を念頭に置いて作っています。
- 材料切断の際は大きな音を出さない
- 室内で作業が出来る
- メイン材料は『カッターで切れる』薄い木材
- ホームセンターで調達しやすいもの
一軒家で庭がある方や多少音が出ても問題ない環境ならば、電動ノコギリなども使えるでしょう。
しかし、都市部の賃貸住まいでは騒音苦情に繋がりそうなので持っていません&使えません。
尚、ライオンボードやスタイロフォームなどを使えば話は早かったのですが、ある程度強度を持たせたかったので木材の使用は大前提です。
実際に使った材料
で、実際に使った主な材料はこちら。
刀身
- 2.5mm厚 MDFボード (600mm × 300mm)
- 5.0mm厚 バルサシート (80mm × 800mm)
- 0.5mm厚 PETシート (300mm × 200mm)
- 直径10mm アクリル棒 (Φ10mm × 100cm)
MDFボードは木質繊維を固めて作られた成形品です。固い質感ですが、合板のように繊維方向がクロスしていないので、2.5mm位までなら何とかカッターで切ることが出来ました。
それでも一息に切るのではなく、線に沿って何度も浅く刃を入れて、徐々に切らないと手首を痛める可能性があるので注意が必要です。
バルサシートは非常に軽く、且つ繊維方向も殆ど1方向なので、5mm位までなら刃を入れるだけで割れるように切れます。
アクリル棒は柄に仕込んだライトの光を刀身まで伝達する役目がありましたが、無くとも外観上変わりはないので使わなくても問題ありません。
鍔部分
- 基本的には刀身部分の余り or 同厚の木材
- 一部厚み調整の為 3.0mm厚 バルサシート (80mm × 800mm)
柄部分
- 塩ビパイプ VP25 (外径32mm × 内径25mm × 厚み4mm)
- 塩ビパイプ VP25用 TS25Sソケット
- 塩ビパイプ VP25用継手 TS25VSバルブソケット
- 塩ビ HIキャップ
ライトを仕込みたかったので塩ビパイプを使いましたが、円柱木材でも問題ないです。
円柱木材を使用≒ライトを仕込まないならば鍔や柄の厚みを抑えることが出来るほか、TS25VSで鍔と柄を無理やり連結する必要もないので、これも不要となります。
また、塩ビパイプ VP25用 TS25Sソケットは塩ビパイプ内に仕込んだライトを動かさない為に使っていますのでライトを入れなければ不要です。
使用器具
- カッター
- パイプソー
- サークルカッター
- カッターマット
- 分度器
- 三角定規
- 60cm定規
- カーボン紙
- 彫刻刀
- 紙やすり
- クランプ
- 木工用ボンド
- GPクリヤー(プラスチックと木材が接着できるならば他でも)
- G10ボンド(塩ビ管と木材が接着できるなら他でも)
- マスキングテープ
- 輪ゴム(鍔と柄の連結・接着する際の固定用)
- 三角柱型の木材片
- 端材
パイプソーはアクリル棒と塩ビ管切断用ですので、ホームセンターの工作室等を利用して切断すれば不要です。
紙やすりは#60~80の粗目、#240~400の中程度、#1000以降の細かめの3タイプもあれば十分でした。
接着剤に関しては木材同士は木工用ボンド、木材とPETはGPクリヤー、木材と塩ビ若しくは塩ビ同士はG10ボンドを使用しました。
使用塗料
- シリコンラッカースプレー(つやけしブラック)
- シリコンラッカースプレー(シルバー)
- シリコンラッカースプレー(ブルーメタリック)
- シリコンラッカースプレー(つやけしとうめい)
- 三菱ペイントマーカー(ゴールド)
ホームセンターでぱっと見で目に付いたのがシリコンラッカースプレーだったので、これを使用していますが、通常のラッカースプレー等でも問題ありません。
ですが、油性や水性といった部分は統一して使用した方が面倒が無いかと。
(水性の上に油性を塗る、といったパターンだと塗装が上手くいかない可能性があります)
塗装順番はつやけしブラック(下地)を2~3回、その上からシルバー or ブルーを2~3回、最後につやけし透明でコーティングといった順番で塗装しました。
使っておいて何ですがブルーメタリックは案外明るい色だったので、もう少し青が強い(暗い)方がオススメです。