雑学・用語解説5(群衆心理)

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目次

  1. フランス革命
  2. フランス革命以後の移り変わり
  3. リスキーシフト
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1, フランス革命

1789年~1799年にかけて起こった、フランスの資本主義革命(ブルジョア革命)のこと。

1789年5月に行われた『球戯場の誓い(テニスコートの誓い:当時の平民が発足させた国民議会が、憲法制定まで解散しないことを誓ったもの)』や、1789年7月のバスティーユ牢獄襲撃を契機に革命が勃発、全土に広まります。

1789年8月には国民議会はフランス人権宣言を採択しましたが、国王はこれを認めなかったため、10月にはヴェルサイユ行進が起こり、これを受けて改めて国王が人権宣言を承認する運びとなりました。

その後1791年のヴァレンヌ事件(国王ルイ16世が国外脱出を図ったがオーストリア ヴァレンヌで身柄を拘束、フランスへ連行された事件)や革命戦争を経て共和制が成立します。

共和制成立後にルイ16世の処刑(1793年1月)、マリー・アントワネットの処刑(1793年10月)が行われたのですが、これらの出来事と並行してロベスピエールが権力を掌握します。

しかし彼も1794年のテルミドールのクーデターにより粛清されてしまいます。

この後、1795年には総裁政府が設立されますが、体制は不安定であり、国内は混乱していました。

そんな中、1799年のブリュメールのクーデターによりナポレオンが皇帝への道を歩み始めるのです。

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2, フランス革命以後の移り変わり

ざっくり革命以後の統治体制の移り変わりを書き出すと…

フランス革命で成立した共和制(第一共和制):~1804年
皇帝ナポレオンによる統治(第一帝政):1804~1815年
ナポレオン失脚後、ルイ18世やシャルル10世による統治(王政):~1830年
7月革命以後、ルイ・フィリップによる統治(王政):~1848年
2月革命による第二共和政の成立、ルイ・ナポレオン大統領就任:~1852年
ルイ・ナポレオンの皇帝即位による第二帝政:~1870年
普仏戦争のさなか成立した第三共和制:~1940年

ご紹介した『群集心理』は1895年に発行されていますので、第三共和制の時代に執筆されたものだと分かります。

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3, リスキーシフト

リスキーシフト(risky shift)とは『集団の意志がより過激な方向に向かう傾向』のことで、社会心理学の用語の一つです。

個人では穏健な考え方で節度を守っているような人でも、集団の一員となった際には周囲の過激な主張に同調してしまう、といった現象がこれに当てはまります。

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